Tech千一夜にて、だれでもわかるように、メールの動画を作った話

昨日、メールについて、動画を制作していました。だれでもわかるように、メールというものをどうやって説明して良いか、とても悩みました。少し考えただけでも、技術的な側面にたったメールの歴史、設定方法など、多岐にわたるわけで、どうすれば、メールを説明できるのか、すごく悩みました。

結論としては、複数回に分けて動画を撮り、1回目は、メールの送受信の基礎や、困った時のことなど、倫理に近い内容にしました。

メールは「ただの技術」ではない

メールは、単なる技術的なプロトコルの集まりではありません。SMTPやPOP3、IMAPなどの話をしようと思えばいくらでも話せますが、それよりも

「メールを適切に使うことができるか?」
という部分が重要になります。

特に、最近はSNS、SlackやChatGPTなどの登場で、「メールの役割が変化してきた」と感じることが多くなりました。それでも、企業間の正式なやりとり、取引の記録、フォーマルな通知などは、今でもメールが主流 です。つまり、メールの文化やマナーを知らずに仕事をするのは、まだまだ難しい のです。

メールの基礎は、技術的な話を抜きにしても、知っておかないとトラブルになりやすい領域 です。特に最近の若い世代は、LINEやDiscordでのやりとりに慣れており、「メールのやり方がわからない」と悩む人も増えてきました。

なぜ、Tech千一夜がこのテーマを扱うのか?

動画を作っていて、ふと考えました。

なぜ、エンジニア向けチャンネルであるTech千一夜が、メールの基礎を説明する必要があるのか?

最初は、もっと技術的な内容(メールサーバーの構築、SMTPリレーの設定、SPF/DKIMの話など)を話そうかとも思いました。でも、エンジニアだからこそ、「技術を知らなくても、ちゃんと使えるようにすること」も重要な役割 だと感じました。

例えば、

「正しい件名のつけ方」を知らないと、相手に伝わらない

「TO / CC / BCC の使い方」を知らないと、情報漏洩につながる

「メールが届かない時の対応」を知らないと、システムトラブルの原因を正しく特定できない

これらは、技術の話ではなく、メールを適切に活用するためのリテラシー です。

「メールの使い方を知らない」という理由で、システムトラブルやビジネス上のすれ違いが起きるのは、もったいないことです。だからこそ、今回の動画では、まず「だれでもわかるように」メールの本質を伝えることにしました。

まとめ

エンジニアという仕事は、一人ではできません。クライアントや、仲間、外注先などたくさんの関係者が関与します。その人たちと、一緒に、大きなものを作り上げるのが、エンジニアというロールです。

そのためには、正確で円滑なコミュニケーション が欠かせません。技術力がどれだけ高くても、相手に意図が伝わらなければ、プロジェクトはスムーズに進みません。

メールは、そうしたコミュニケーションの基盤の一つです。仕様の確認、進捗報告、問題発生時の対応など、言葉を正しく伝え、記録を残す手段として、今でも重要な役割を担っています。

エンジニアが本当に力を発揮するのは、コードを書くときだけではありません。関係者と意思を共有し、プロジェクトを前進させる力こそ、長く活躍するために必要なスキルです。

だからこそ、メールの使い方を学ぶことは、単なる「ビジネスマナー」ではなく、エンジニアとしての基礎スキルの一つ なのです。

今回の動画を通じて、少しでも「メールの本質」について考えるきっかけになれば嬉しいです。

今後も、技術だけでなく、エンジニアとして必要なスキル をテーマに、発信を続けていきます。

それでは、次回の Tech千一夜 でお会いしましょう!🚀✨