今日は、センター試験、というものが最後に実施される日だそうです。
マークシート方式の是非も議論された試験でしたが、共通一次試験などと呼ばれる時代から、ずいぶんと長く実施されたものだと思います。
私もまた、私の子供も、このセンター試験や共通一次試験のお世話になっているわけですが、この一番寒い時期に、複数の日に渡る、学生にとっても、また教員にとっても、少々負担の大きい試験スタイルに、思い出もたくさんあります。
共通一次試験の初日、私は発熱をしていました。風邪でも引いていたのか、緊張していたのかはわかりませんが、母親は「どうせ大学なんか受からないのだから、行くな」と何回も言ってきたことを思い出します。言うことを聞かずに、試験を受けに行ったんですね。咳も出ていませんでしたので、二日目の試験もいきました。このときにも、行くな行くなと、言われていたことを思い出します。
言うことを聞かなかったのは、理由があります。高校受験の時に、友達と約束して、行きたかった高校の受験に行かせてもらえなかったのです。両親は両親で、考えがあるのでしょうが、私はずいぶんと落ち込みました。また友達とも約束していたので、すごく迷惑をかけました。
私は、親であろうとも、譲れないことは譲れないと、このときに学んだような気がします。
センター試験は、今年もたくさんの思い出を作るであろうと思います。今日、試験にチャレンジする方々が、大きく成長したあとに、今日のことを思い出すのだろうなと思うと、つらい試験も、少々微笑ましく感じられます。
がんばれ、受験生。