帝一の國、という映画を見ました。生徒会選挙という、興味の無い人からすればどうでも良い戦いに焦点をあて、滑稽に描いている映画です。前半は、コメディのような、小馬鹿にしたような表現が続くのですが、後半になるに次第に、その滑稽な、ともすると無意味な戦いの中に、人の思いがあることを描いた映画です。
当初は、仮面ライダーの主役級の俳優さんが二人、戦隊ものの主役級の俳優さんが一人、という部分に興味があり、見ていただけなのですが、途中からぐっと引き込まれていきました。
と、言いますのも、今の私たちと同じように見えたからです。
おそらくですが、私たちがもがいて戦っている姿は、この主役の帝一くんのように、滑稽に見えているだろうと感じました。
そして、また帝一くんのように、必死なんだろうとも思いました。
人の思いというのは、そんなものだと感じさせてくれる映画でした。
良い映画です。おすすめです。
こっけい、でも戦う
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