移動している待ち時間に、テレビ番組が流れていました。「世界で最も貧しい大統領」として知られるホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ元大統領のお話です。
ムヒカ元大統領は、ブラジルとアルゼンチンに挟まれたウルグアイという小さな国の政治家です。若いころのご苦労から、「極端な思想では世界を変えられない」というお考えを持つようになり、そしてまた日本の造船業に関わる方の姿を見ながら、日本の魂を学び、そして2009年11月にウルグアイ大統領選挙に当選し、2010年3月1日より2015年2月末まで、同国の第40代大統領を務めたそうです。
「幸せは、お金ではない」なんてお話はもちろん出てくるのですが、とても印象に残ったのが、「幸せは、命あるものからしか得られない」というお話でした。なにぶん、移動中に流し見しているだけですので、正確な言葉・表現ではないとお考えいただきたいのですが、命あるもの、人間や、犬、猫、鳥、馬、牛、豚、魚、虫、花、木・・・そんな命からのみ人間は、幸せを感じることができるというのです。
それならば、命の創造というのは、どのようなものであろうと考えてみると、それは生体反応であったり、意思であったり、感情やその表現であったり、いろいろな観点で定義できるかなと思ったのですけれども、ひとつだけ、「死」があるなと思いました。これは、機会にもそうなのでしょうけれども、時間による劣化がある以上、ある一定の時間が経った時に、その活動を休止するように作られているのではないかと。もちろんその活動を休止する前に、次の世代に命をつぐこともまた用意されているのでしょう。
ムヒカ大統領の考える幸せも、テクノロジーで実現してみたい、怒られてしまいそうですが、頭によぎってしまいました。
幸せについて忘れたくないこと
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