とある著名人の方がブログで政治家の方を糾弾していました。なるほどと思うことも多く、いわゆる規制改革は行われるべきであると思う、という点では同じです。しかし、どうしても危険だと思ったことがあったので、念のためブログで書いておこうと思います。
現行法であろうと新しいビジネスであろうと、私が重要だと思うことは、消費者保護という観点です。前述の著名人の方は、実は不動産関係の新しいビジネスを立ち上げていらっしゃいまして、現行法に阻まれることも多くご苦労されているのだろうと思います。その著名人の方や起業家の方、また現行法に阻まれる多くの方が、すごく真面目で素晴らしい経営者候補であるとは思うのですが、実は世の中を広く見回すと、よろしくない方々というのも多々いらっしゃったりするわけです。
競争激化で、値段とサービスレベルで悩んでいるという、普通のことを普通にやっている経営者のことを申し上げているのではないのです。そういうレベルではなくて、最初から悪意をもってやっている人たちが少なからずいるという事実なのです。
現行法を完全に撤廃して、ルールなしでやった習慣に大混乱になるでしょう。結果として、悪貨が良貨を駆逐することになりかねないと思っています。
昨年の話なのですが、飲食のついて同様のことがありました。私は、少々生真面目な性格すぎるところがあるのですが、ビジネスのお話をいただきましたが、消費者保護という観点で、改善案を申し上げたつもりが、結局そのビジネスからは外されてしまいました。私が後ろ向きな発言をしたと受け取られたようです。悲しい気持ちになりましたが、そのまま突き進むことがチームとして正しいとは私は今でも思っておりません。
著名人の方が自らの発信力を利用して政治家を叩くのも結構かと思いますが、本当にそのカテゴリでビジネスを展開するのであれば、副業的にやらないで、しっかりと消費者を見ていただけるといいなと思います。
現行法を完全撤廃して著名人の方の適当なサービスで、誰かが命を落とすようなことになったらどうするのでしょう、というレベルで考えて欲しいなと思います。
現行法を守ることと新しいビジネスについて
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