ちょっとした雑感です。
最近、開発に勤しんでおります。しかも直接いろんなところを触ったりする開発です。そういう感じの開発は久しぶり!ということもあって、今まで自分でやってきたことの総括をしてから取り組みました。総括した結果、2つのことを注意したいと社員の方に宣言して、活動をしています。
目次
完璧を求めない
最初にコンピュータを触ったのは高校の時(PB100とかFM-7とか)、コードをかいたのが大学の頃(FORTRANとかPC98HAとかUNIXとか)ですが、その時、かなり細かいレベルまで完璧を求めていたように覚えています。もちろんコンピュータは、融通がききませんので、完璧である必要はあるのですが、完璧を求めすぎると人間は参ってしまうんですよね。ターミナルいじってても、完璧を求めすぎると、触るのが辛くなっちゃう。コマンド叩くのに迷ったりしちゃうのですね。
今回は、完璧を求めない、多少適当でもいいじゃん、という気持ちで取り組み始めました。
すっごく楽です(笑)
理想的な方法が一つだけあるはず
完璧を求めないのと逆に感じるかもしれませんが、何事にも「理想的な方法が一つだけあるはず」という仮説をもって行動をするようにしています。
これは「The Zen of Python」の一節
There should be one-- and preferably only one --obvious way to do it.
に影響をうけたものです。理想的なのか、一番なのか、あるべき姿なのか、どう訳せばいいのかわかりませんが、現時点での理想をひとつにきめることはできると思っています。
完璧を求めないこととの落とし所は、現時点、だと思っているのです。また時代が変わったり、状況が変わったら、みんなで現時点の理想を一つ決めたら良い、そんな気持ちで理想を目指したいなと感じます。
結果的に失敗が怖くない
そんなことを考えて数ヶ月過ごしてみると、失敗が怖くなくなるんですね。もちろん多少のハラハラドキドキはあるのでしょうが、それよりもワクワクしながら毎日を過ごしています。開発とか技術がおっさんになっても好きなんだなぁ、、、なんて思っています。
少し前に、某社の優秀なプログラマの子が”プログラマ30代限界説”について話していたのですが、
僕達の時代は、コンピュータネイティブなんです。赤ちゃんからおじいちゃんまで日本語をしゃべるように、コンピュータネイティブは、赤ちゃんからおじいちゃんまでコード書くんですよ。
そう言われて、驚愕したのを覚えています。とっても素敵、そう思うわけです。一生コード書き続けるわけですから、完璧をもとめなくてもいいんじゃないかと思いつつ、理想は持ち続けたいな、そう思います。