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[Tech#9]RPAツール「UI.Vision」

UI.VisionはオープンソースのRPA(Robotic Process Automation)ツールです。

ブラウザ上でのタスクの自動化を目的とします。

セットアップ

UI.Visionは、Google ChromeMozilla FireFoxの拡張機能として提供されています。

今回はChromeを使用します。

拡張機能の追加

chromeウェブストアを開いて、検索窓に「ui.vision」と入力します。

UI.Vision RPAを選択して、Chromeに追加ボタンを押します。

起動

chromeブラウザ画面の右上にある拡張機能ボタンから、UI Vision RPAをクリックします。

UI.Visionの画面が起動します。

使い方

デモ用マクロ

最初に起動した時点で、デモ用のマクロが並んでいます。

試しにDemoAutofillをクリックします。

実行されるコマンドがテーブル形式で並んでいます。

右上のPlay Macroボタンを押すと、コマンドが順番に実行される仕組みです。

新規作成

例として、めざましテレビから今日の星占い1位を調べるマクロを作成します。

以下のサイトをChromeで開いておきましょう。

https://www.fujitv.co.jp/meza/uranai/index.html

左上の+Macroボタンをクリックして、「HoshiUranai」というマクロを新規作成します。

作成したHoshiUranaiをクリックして、Recordボタンをクリックします。

コマンドテーブルの1番に、openコマンドが追加されます。

1位の星座名を右クリックすると、clickコマンドが追加されます。

さらにAddボタンを押して、以下のコマンド二つを追加します。

CommandTargetValue
3assertText(clickのTargetをコピーする)seiza
4echo${seiza}green

完了したらStop Recordボタンをクリックし、Play Macroを押します。

すると、占い1位の星座が緑色でログ出力されます。

これで明日からは、めざましテレビのページを開かなくても星占い1位の結果がわかるようになります。


UI.Visionには多くのコマンドがあり、Webへの入力やスクレイピング、テストの自動化に役立てると思います。

詳細なコマンド一覧は公式リファレンスに書かれています。

https://ui.vision/rpa/docs