UI.VisionはオープンソースのRPA(Robotic Process Automation)ツールです。
ブラウザ上でのタスクの自動化を目的とします。
目次
セットアップ
UI.Visionは、Google ChromeやMozilla FireFoxの拡張機能として提供されています。
今回はChromeを使用します。
拡張機能の追加
chromeウェブストアを開いて、検索窓に「ui.vision」と入力します。
UI.Vision RPAを選択して、Chromeに追加ボタンを押します。
起動
chromeブラウザ画面の右上にある拡張機能ボタンから、UI Vision RPAをクリックします。
UI.Visionの画面が起動します。
使い方
デモ用マクロ
最初に起動した時点で、デモ用のマクロが並んでいます。
試しにDemoAutofillをクリックします。
実行されるコマンドがテーブル形式で並んでいます。
右上のPlay Macroボタンを押すと、コマンドが順番に実行される仕組みです。
新規作成
例として、めざましテレビから今日の星占い1位を調べるマクロを作成します。
以下のサイトをChromeで開いておきましょう。
https://www.fujitv.co.jp/meza/uranai/index.html
左上の+Macroボタンをクリックして、「HoshiUranai」というマクロを新規作成します。
作成したHoshiUranaiをクリックして、Recordボタンをクリックします。
コマンドテーブルの1番に、openコマンドが追加されます。
1位の星座名を右クリックすると、clickコマンドが追加されます。
さらにAddボタンを押して、以下のコマンド二つを追加します。
Command | Target | Value | |
3 | assertText | (clickのTargetをコピーする) | seiza |
4 | echo | ${seiza} | green |
完了したらStop Recordボタンをクリックし、Play Macroを押します。
すると、占い1位の星座が緑色でログ出力されます。
これで明日からは、めざましテレビのページを開かなくても星占い1位の結果がわかるようになります。
UI.Visionには多くのコマンドがあり、Webへの入力やスクレイピング、テストの自動化に役立てると思います。
詳細なコマンド一覧は公式リファレンスに書かれています。