新型コロナウイルスの感染者が、今もなお増え続けています。まず、最初に書いておきたいことあります。

たくさんの方が、個人的なご意見を表明しており、それらについては、どのようなご意見であれ、否定をせず、尊重を致したく考えております。その上で、私の意見を書かせていただきます。

社会性という人間の原点に戻る時代

私は、大学院の頃から、社会的なゆがみを感じることがありました。細々としたことは差し控えますが、家族や仲間が一緒にいられなかったり、お金や成績などのことで人を切り捨て「しょうがない」というキーワードがでるときに、強くゆがみを感じていました。

新型コロナウイルスの影響で、緊急事態宣言が発令され、外出自粛が広く実施されて、お父さんとお母さんと、兄弟と、遠縁の方と、そして近所の方と、距離的な近くにいることが多くなったように、思います。

不要不急の外出を控えたために、家族の距離感が近くなる。

そんなことが起きていると感じました。もちろん家族で新型コロナウイルスに感染してしまうという事例もありますが、家族が同じ場所にいることが多くなったことは間違いないと思います。

私は、人間という種の生存戦略は、社会性であると考えています。どんなに強い動物でも、過酷な環境でも、社会性をもつことで、種が存続してきたいと考えています。

新型コロナウイルス、というよりもウイルスという種は、当然のことながら人間よりも長く続いています。むしろ人間がそこに立ち向かっているようにも思います。その中で、家族に立ち返っていると言うこと。これは、やはり社会性で生き延びてきた人間の原点にも思うわけです。

インターネットが社会性を強化する

新型コロナウイルスは、コロナウイルスの新型です。あたりまえですよね。

人間も進化をしているわけです。これまでも様々な進化をしてきたわけですが、今回の進化、それは、

インターネット

です。5Gなのか有線なのか、それは重要ではありません。大切なことは、遠く離れていても、インターネットでつながることができる、という点です。電話やファックスよりも圧倒的に便利で柔軟で素晴らしい武器、それがインターネットだと感じます。

インターネットのおかげで、私たちは遠く離れた人ともビデオ通話をすることができます。複数の拠点の方とも、同時に話すことができます。これは、社会性の強化に他ならないと私は考えています。

これからの未来

異なる種の間の生存競争とは、新しい脅威が登場すると、それに対応した新しい種が生まれ、ある程度のところで、均衡することになると考えています。

新型コロナウイルスには、インターネットとコンピューティングで戦う、それが私が考える未来です。インターネットとコンピューティングには、ワクチンなどの治療薬開発も含まれるでしょう。ビデオ通話などのようなコミュニケーションツールも含まれるでしょう。ですが、結局は、家族などの近隣の小さな社会と、それらを有機的につなぐためのインターネットが基礎となることはもはや疑いの余地はありません。

当然、インターネットにもそれなりの弱点はあります。それは、難しいことです。

インターネットを使いこなしている人がどれくらいいるでしょう。スマホの登場でずいぶんと広がりましたが、それでもなおすべての人が使うという状況には至っていません。

当社は

  • ミッション:社会課題を技術で解決する
  • ビジョン:対話技術でインターネットをかんたんにする

を標榜しております。当社の実力が、どこまで人間社会に寄与できるかは分かりません。新型コロナウイルスの影響は、非常に大きく、ビジネスとして進めて行くには、大きな困難が立ちはだかっていることは否めません。

それでも、理想を目指し、数名の仲間とこの難局を乗り切っていきます。