世の中は意外とうまくできている話

先日こんな話を聞きました。

漫画家志望の男性が、応募した賞の落選通知を受け取り「また落ちた。どうしよう。」と落ち込んでいたところ、奥さんが足の爪を切りながら「どうでもいいよ。」との回答。男性は「どうでもなんかよくない。他人事なんじゃないか。」と怒ると、奥さんは
「才能のある人は、いっときダメでも必ず目をつけてくれる人が出てくる。だから一回だめでも、いつか世にでるし、世に出てしまう。あんたは才能があると思うから、いつか世に出ちゃうんだよ。だから一回くらい賞に落ちても、どっちでもいいんだよ。」

良いお話だなと思いました。17年も経営者をやってきて、最初の会社でやったことというのは、たくさんありますけれども、いまから考えると、勉強不足が多く、またビジネスとして改善点も多々多々ありました。そのあとの会社でも、そのあとの後でも、いろいろと不勉強なところが多く、ひとつひとつ、失敗して、学んで、生きてきているように思うんです。
ただ、一生懸命は、やっていたと思うんですね、われながら。必死だったと思うんです。見え方によっては、すごくダメな私を、そんな哀れな私をいろんな人が支えてくださったと思うんですよね。悩んだことも、最終的に選択した道も、ぜんぶ今に繋がっていて、振り返ってみると、いがいとうまくいっているんですよね。
あんなにボロボロだったのに。あんなにダメだったのに。あんなに、、、あんなに、、、
でも、振り返ると、まるでなにか方向が決まっているように動いている、、、ように見える。
世の中は、意外とうまく、できている
そんな風に、強く感じます。
まじめにやろう。ちゃんとやろう。