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robustな組織とはを考える

オリンピック400メートルリレーで、日本が銀メダルに輝き、とても感銘を受けました。バトンの受け渡しについて、世界中から絶賛されているだけではなく、個々の力も強くなったと言われています。本当に素晴らしい成果です。
ところで、こんな書籍があります。

社会脳という概念について、書かれた2010年頃の書籍です。この中に、脳の発達の歴史とともに、100人のできるやつよりも、1000人の普通の人の方が、組織としてロバストである旨の記述が書かれています。今回の400メートルリレーでも、個々の実力に勝る米国などを相手に、銀メダルを堂々ととれたことは、この書籍に書かれていることを証明したのだろうと思うところです。
この本には、他にも面白いことを紹介されていて、その中の一つに、ドラえもんに登場するのび太が透明人間になるお話があります。透明人間になったのび太がいたずらを繰り返すのですが、誰も反応しないことに気づき始め、不安になり、最終的に孤独感に押しつぶされそうになるお話です。
そのお話を通じて、社会的なルールという、一般的には「手かせ足かせのように見える面倒なものごと」が、実はコミュニケーションの重要な要素になっており、さらにそこから独創性なども発生するかもしれないという示唆を、著者はしています。
私の会社エルブズは、社会性エージェントの開発・提供をミッションとしていますが、これらの基本的な考え方には、強く共感するところです。
自社サービスだけではなく、自社も含めて、robusutな組織を作り上げていきたいなと、思いつつ4人のヒーローの銀メダルを拝見しました。