ちょっと前に、AARRRモデルというのを意識していたプロジェクトがありました。ここ数ヶ月、全く毛色違うことをやっていたので、すっかり忘れておりましたが、ふとしたことから今一度思い返しておりました。AARRRモデルというのは、
- Acquisition
- Activation
- Retention
- Referral
- Revenue
の頭文字をとって、AARRRモデルと言います。それぞれの単語を普通に使っていたりもしますよね。ユーザがどのように「成長」していくかを明確に定義しているので、チーム内でのコミュニケーションが円滑になります。
目次
Acquisition
Acquisitionは、ユーザー獲得です。新しいサービスを作った際に、最初にユーザが訪問してくれるようにアクションを起こす必要があります。ランディングページや、ブログ、もしかしたら広告なんてものもあるかもしれません。
なにはなっくとも、このacquisitionがなければ、サービスはなりたたないのです。
Activation
これはもうそのままactivationですからアクティベーションですよね。利用者がアクティブになることなので、利用を開始するということになるのでしょうか。
通常のサービスであれば、アカウント作成やサインアップになると思います。
Retention
ここらへんもすでに日本のプロジェクトでは、よく使われる単語ですね。Retentionは、リテンション、継続です。数値でいうと、アクティブユーザとして出てくるものと思われますが、このretentionがなければ、やはりサービスは継続しません。
個人的には、このretentionを高めることが一番難しいように思います。
Referral
一部の場合を除き、利用頻度が高まった顧客はそのサービスを紹介するアクションを取ることが多いです。SNSなどの場合には、この紹介が爆発的になる要素が組み込まれているのでとてもいい感じなわけですが、この紹介が、referralです。一部の場合というのは、希少価値などが売りになっているサービスの場合、紹介することを控える行動が時折あり、狙った通りのreferralが起きない場合があるのではないかと私は考えているためです。
Referralされた場合、招待された方の利用者のretentionが高くなる傾向にあるとも思っていますので、retentionの次に重要な指標かもしれません。
Revenue
「で、どこで売上を立てるの?」なんて聞かれたことないですか?(笑)このrevenueがそれです。いわゆるコバージョンレートなんて言葉も普通になってきておりますが、このrevenueは、細かく分析すると、楽しいことがたくさん出てくると思います。
分析について
上記のポイントは、それぞれすごく大切なのですけれども、どのようなデータを、どのように分析するかは、かなり難しいところだと思っています。
まずは統計に関する書籍あたりを適当に購入することをお勧めしたいところです。