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リーンスタートアップ 成長エンジンのお話

リーンスタートアップをひさしぶりに読み込んでおります。

再度読むと、いいなぁ、、と思うことがてんこ盛りですが、その中でも、成長エンジンのお話は、秀逸だと思うんですよね。特に設立したての企業の場合、この成長エンジンを意識するだけで、進め方がぐっと良くなると思います。もちろんこの成長エンジンを議論するためには、利用者を明確にしないといけなかったり、市場規模を調査したりと、やることは山ほどあったりします。
実際に事業計画なるものを書いて、営業活動の一つもすれば感じるのでしょうけれども、広告や営業だけでは永続的な成長エンジンとなるには、できなくはないのでしょうけれどもとても大変です。そこで、顧客が顧客を呼び込むなどの工夫がビジネスに組み込まれていることが必須となるわけです。
この必須となる成長エンジンについて、3つの分類をリーンスタートアップではしています。
 

粘着型成長エンジン

利用者が継続してシステム・サービスを使う必要がある場合、粘着型成長エンジンと呼んでいるようです。例として出されているのは、マニアの人たちが繰り返しサービスを利用する、というシチュエーションです。このようなパターンの場合、顧客の離反率や解約率に注目し、新規顧客の獲得速度が、解約速度を上回わなければなりません。新規顧客の具体的な獲得方法については明確な記述はありません。大切なことは獲得することよりも、とにかく離反率・解約率を低くするよう全力をあげる、そこに着モック下粘着型成長エンジンということなのかもしれません。

ウイルス型成長エンジン

クチコミとは少し違う、システム利用者に仕掛けられた新規顧客獲得の仕組みと言った方が良いかもしれません。ウイルス型成長を示す製品は、その製品を顧客が普通に使うだけで人から人へと認知が広まるようになっています。例として出されているのは、メールフッターに「あなたもHotmailを使ってみませんか」と挿入したHotmailが事例です。

支出型成長エンジン

利用者が一生の間に支払ってくれる総額とサービス提供に必要な対価を引いた利益分を新規顧客獲得のための広告に向ける、そこに着目した成長エンジンです。当然ですが、顧客あたりの売上を向上させる、もしくは、新規顧客獲得単価を落とさないと、事業を成長させることができません。
 

まとめ

自分で事業計画を書くときに、この成長エンジンのいずれかを選択するようなことを期待していた部分もあるのですが、実際にはそういうものではなくて、着眼点を整理したもののように思います。